ascot美容室 | 日記 | 無理くり因果関係を結びつけたがるヒト

アイデア系の

本を読んでいる中で
参考になるものがあります。
 
 


 
それは何かと言うと、
 
 

 
アリストテレスは、
 
 

 
 
「ヒトは理由を知りたがる動物である」
 

ということを言っています。
 


 
 
 
どういうことか？
 
 
 

 
人は、あることが
起きた際には、その
原因を知りたがるということです。
 
 


 
 
例えば、
 
原因がなく
ただ起こっただけです
と言われても、納得しないのが人です。
 
 
 


 
ついつい因果関係や

相関関係を結びつけて

しまう性質があります。
 
 

 
 
特に、

 
直前に取った行動が
今の結果になったと結びつけがちです。
 
 


 
 
これを読んでいた、
私自身、すごく思い
当たることがあります。
 
 
 

 
ちなみに、この性質を
 
逆手に取ったのが
 
 


 
 
トヨタの

なぜ？を５回繰り返すという方法です。
 
 
 


 
なぜを探求すると、
人は理由を知りたがるので

勝手に理由を追及するモードに入ります。
 
 

 
 
で、
 
 

 
直前に取った行動が
今の結果になったと
結びつけがちに戻って・・・
 

 
 
私自身のよくある
例を挙げてみます。
 
 


 
 
例えば、
集客・営業
において、うまくいった場合の時です。
 
 


 
 
直前の接客のプレゼンや
広告の文面のおかげで
成果が出たと思いがちです。
 
 
 

 
ま、これは100%近く
合っていると思いますが・・。
 
 

 
 
ですが、ブログや
紹介のケースだと・・・
 
 
 

 

本当に直前のことが

集客に結びついたのか？

ということです。
 
 
 

 
例えば、
 

あなたが
新たな商品を扱わないと
いけないということで
コンテンツを仕入れて
紹介を依頼やセミナー告知をしたとします。
 

 
 
 
そして、実際紹介や
集客ができたとします。
 
 
 

 
その時に、
新しい商品を告知
（セミナーテーマ）で
やったからこなかったと思いがちです。
 
 
 

 
ですが、


その前段階の
あなたの人柄だったり
ブログによる関係性が
要因だったりします。
 


 
 
 
直前のコンテンツが
要因ではなかった可能性は十分あります。
 
 
 


 
直前の行動が全ての原因

だと思い込んでいると

大変なことになります。
 
 
 

 
で、これは自分自身だけ
でなくお客さまもそうです。
 
 

 
 
例えば、
スタッフ社員が辞めた理由は
（最近募集を始めた）競合の方が給与が高いからだ。
とオーナーが思ったとします。
 
 
 

 
ですが、
それは全く関係なくて、じつは先日の昇給が
テキトー（評価制度が無い）
だったので将来が不安になったから
というのが原因かもしれません。
 
 

 
 

ですので、

社長の言っている

理由を真に受けてしまうと、

根本的な問題解決にならない

ことになります。
 
 


 
 
もっと根本的（先の行動）
に原因がなかったかと
考えることが大事です。
 
 
 


 
直前の行動を
理由にしがちな
人の特性を考慮して考えてみてください。
 
 


 
ご参考になれば、幸いです。