TOP > ascot美容室 日記 > サロンビジネスで最も重要な2つを意識する【大きな魚を釣る前に小魚を釣る】
よく勉強会後に美容師さんからいただくご質問があります・・・
「リピーター作りに専念していたら・・・
既存のお客さんが離脱しませんか?売上が減収になりません?」
などのご質問です
美容室が集めるべきお客様をしっかり決めて、
その見込み客のためにサロン経営を行っても、離れていくお客様は一定数おります!!
そのことを考えますと、リピーター作りに専念する事はリスクがあると・・・・
はい、お気持ちはよく分かりますが
考えてみてください、新規集客を今までのように継続していてはサロン自体が
どんどん疲弊していくばかりではないでしょうか?(スタッフも含めて)
では、どうしたら良いと思いますか?
本日は、この悩みについてアドバイスしたいと思います
◎【既存客によるベネフィット】を実感するまで
美容室やエステサロンにおいて「既存によるベネフィット」得るまで、
売上の構造や安定した収益を実感できるようになるまでには
かなりの時間が掛かると覚悟しておかなければなりません!!
創業してたった数か月でこの実感を得るのは到底厳しいでしょうし、
これまで「新規集客一本」でこられたサロンオーナーが
リピート戦略に切り替えた場合も同様です
リピート戦略に切替た場合、先ず訪れるのが
一時的な売上の減少になります・・・・
この現象が一時的でもご理解されているが故に、
リピート戦略への先行投資に迷われてしまう!!
実際、この気持ちはよく分かります
しかしです!このまま「新規集客一本」では先が見えてます
なので、どうにかしたいのです
とお考えになられている美容師さんに是非おすすめの方法をお伝えいたします
◎サロンビジネスは2つの意味を持たせる
同じ施術コースやオプションを取り扱う場合でも
❶目先だけを追って売り上げを作るビジネス
❷リピートすることで安定的に収益を上げるビジネス
この2つを同時に並列で行っていく事が大切です!
このような考え方でサロンビジネスに取り組む事が最も重要
ほとんどのサロンオーナーは同時にこの2つのビジネスを行う必要があるのです
本日のポイントで「サロンビジネスには2つの顔を持たせる」という事!!
◎キレイごとでビジネスは出来ない
よくグレイゾーンなら大丈夫、他人に迷惑をかけなかれば大丈夫
と思っている方も多いかもしれませんがこれは絶対にNGです!!
例えば、すばらしい経営理念を掲げるだけで売上やリピートが増えるという事はまずありえません!!
サロンオーナーの想い描いた美容室を成長させるため、
自分の理念を貫き通すためには「元手=お金」が絶対に必要
この「元手=お金」を作るために、
然るべきときが来たらがむしゃらにサロン活動を行わなければなりません!!
先程お伝えした
❶目先だけを追って売り上げを作るビジネス
❷リピートすることで安定的に収益を上げるビジネス
これがまだ軌道に乗っている時は良いのですが
今までは「新規集客一本」のサロン活動しかしてこなかった場合や、
創業まもない時は、そうでない事の方が多いのではないでしょうか?
そういう時は・・・・・
・リピートすることで安定的に収益を上げるビジネス
を成立させるために
・目先だけを追って売り上げを作るビジネス
を行ってみるのです!!
上述のような順序づけでサロンを展開してみてください!
大きい魚を釣るためには、先ずは餌の小魚を釣ること!
あくまでもイメージ・・・・・です
◎ある美容室さまの実例
安心安全にこだわった商材を取り扱うAという美容室
Aサロンさんは1年程前に創業された新しい美容室
商材に自信のあるAサロンさんは、
「自店の商材やヘアケアの安全に興味がある人の会員制を・・・」
というサロン戦略のビジネスをスタートさせました
会員を形成しつつ、そこに自店商材を流通させる
とても理想的なリピート戦略【コミュニティモデル】でした!!
ホームページを作成し、情報発信を積極的に行ったことで
会員数は順調に増えていましたが、
しかしです!資金はショートしてしまったのです・・・・
もう、お気づきになられた方もおられるかもしれません!!
そうなんです!
先程の
・目先だけを追って売り上げを作るビジネス
のビジネスモデルがスッポリと抜け落ちてしまっていました!
すぐに、商材を必死になって販売し始めたところ
なんとか売上は順調に伸びたとのことでした
ところが、今度は情報の発信頻度やコミュニティ自体が疎かになり、
コミュニティが全く機能不全に陥っていました!!
「今、商材を必死で販売しているのはこれからのコミュニティ作りで
リピートからの安定的な収入源を得るための形成作り!」
しかしです!目先の売り上げを作る事だけに意識が向いてしまい、
この考えがスッポリ抜け落ちてしまったのでした
大きな魚を釣る前に小魚を釣ること!
サロンビジネスには2つの顔を持たせつつ、
2本の両輪を同時並行に進めるということになります
美容室は今大きな魚を釣っているところですか?それとも小魚を釣っているところですか?
大きな魚を釣るために、今は小魚を釣っているんだ!と、
考えながらビジネスを進めてください!